当サイトでは「染織から縫製仕上げまで、延べ500名以上の女性の雇用を創出し」という表現を使用しています。p>
日本でWSDOの紹介しているものには「100人以上を雇用しています」という表現もあります。 ◆この人数の違いは、WSDOが実際の女性たちの状況に合わせた雇用体制をとっているためです。設立以来、多くの女性たちを訓練しましたが、当初は「雇用」に至らない状況もありました。 現在は、10数人のパーマネントスタッフ(総務、経理、販売、指導、品質管理、デザイン開拓、人事管理等)と、ワーカーとしての登録者300名程がいます。この300名程というのは、「給与リスト」に書かれている氏名です。 ただし、出来高制の内職ですので、自宅の農作業などが忙しい場合は、しばらく来ない人もいます。子どもが生まれて1年ほど休んで、また復帰する人もいますが、「いつまで休む」と届ける人ばかりではありません。ある日、突然やってきて「また、できるようになったから仕事ください」ということもあります。 また、ポカラ近郊の山村からWSDOがトレーニングを頼まれ、修了者の何人かまとまって納品を始めることもあります。 そういった状況を包括して380名雇用と表現されています。 中には、長期に休んでいるうちに自分の「個人番号」を忘れて、新しい番号を取った女性もいます。現在は氏名をパソコンに打ち込んでいますが、給与リストは手書きで、同姓同名が多いことから、前の番号を探せずに番号を新しくするので、一人で二つの番号を占有していることになります。
こういった現状から、当サイトでは「述べ500名以上の女性の雇用〜」という表現をしています。