●WSDOのスタッフ・ワーカーさんの仕事●
「仕事をして収入を得たい」女性たちは、生活事情や持っている技術などに応じて、トレーニングを受け仕事を始めます。
染色以外は、自宅で作業をして納品する方式が中心です。
織物は伝統的な「地機織り」で、織機を買うお金や、織機を置いておく場所のない人でも始められます。
自宅でミシン(家庭用足踏みミシン)を使える人は、縫製技術のトレーニングを希望して、バッグの縫製などを請け負います。
経験を積んで、デザインの応用や試作品作成を担当する人、検品を担当する人もいます。
●小物のファスナーにつけた手編みのボンボン●


小銭入れや小物のファスナーのスライダー(金具)に鈎針編みのボンボンをつけた品があります。
この作業をする若い女性は障がいを持っているため、織物も縫製もできませんでした。
縫いぐるみなど手作業を指導してもうまくいきませんでしたが、鈎針でボンボンが編めるようになりました。
日本の人は少し高くてもボンボン付きを喜んでくれますが、量が限られます。仕事を増やすために、鈎針で花を編むことにも挑戦しました。最初は難しかったのですが、時間をかけてできるようになりました。
作る人にも使う人にも嬉しい品を目指したいです。
