ネパールの会計年度は7月中旬から始まりますが、昨年度における売上数集計のうち、WSDOのショウルーム(直売店)でのバッグ類のトップは、この「Moving Bag」でした。化学染料部門では第1位、天然染料部門では第3位。
この直売店には外国人の方もネパール人の方もみえます。かつては「ハンドバッグ」を持つ習慣がなかったサリーを着た女性にとって、肩にもかけられるこのバッグは重宝がられています。ちょっとしたパーティにも持参できるおしゃれなバッグとして人気があり、知り合いの結婚のお祝いなどプレゼント用にと購入する人も増えています。このバッグは底マチが大きいことから、見た目よりたくさん入ると実用面からも好評です。
日本で使うにはランチボックスがちょうど入るサイズなので、イエティコットでは「ランチバッグ」と称して紹介しています。仕事の都合で大きめのバッグを使う方には、バッグインバッグとして使えます。基本サイズ以外に少し小ぶりのものがあるのは、他のバッグ用に織った布を流用することがあるためです。
「ネパール スマイル便り」でも紹介されているのでご覧ください。http://blog.livedoor.jp/fromnepal/archives/51955324.html
◆ネパールでは8月末ごろ(今年は9月中旬)にティージ(Teej)という女性の祭りがあり、それにちなんだ各種イベントも開催されます。WSDOのあるポカラ市の商工会議所の女性役員が中心となって昨年2011年8月18日から4日間「女性生産者展示会」が開催されました。
WSDOの代表であるラム・カリ・カドカ女史も役員の一人です。女性役員はユニフォームとしてお揃いの赤白サリーを着用しました。それにあわせたバッグとして、このWSDOのムービングバッグ(イエティコットではランチバッグと称している)が採用され、サリーの色に合わせた配色で作りました。
以下の写真は、この展示会のオープニングセレモニー後、カトマンズから来たネパール工業省のラナ女史を囲んだ記念撮影です。左端がラム・カリ女史。