この「フェアトレード商品」とは、フェアトレード団体もしくはフェアトレードの条件を充たす(充たそうとしている)団体が生産した商品をさします。
特に海外の「フェアトレード団体」の中でも、イエティコットの責任者が生産の現地・現場を知っている団体(個人)の商品を扱っていきます。途上国において海外に商品を輸出できる「フェアトレード団体」の場合、複数の生産者や生産団体・組合の仲介役として組織化して活動していることが一般的です。トレードのための輸出の手続きが可能な書類作成や通信技術、外国語(英語)力のある担当者を通して、個々の生産者のことを知ることになります。
イエティコットが、ネパールの女性自立支援団体WSDO(Women's Skills Development Organization)の商品の販売から始めているのは、WSDOがフェアトレード商品を扱う団体であることと同時に、当ショップの責任者が約半年間、国際協力機構(JICA)からシニア海外ボランティアとして同団体に赴任し、実際の生産現場を知っていること、生産者たちと直接(ネパール語で)話しをしていることによります。ネパールには他にもフェアトレード関連団体があり、当ショップの責任者が30年近く前から現場見学してきた団体もあります。しかし、訪問見学(または取材)するのと、内部に入って活動するのとでは、理解の仕方が異なります。
今後、商品を扱う団体を増やしていく予定です。その場合、当ショップの責任者や協力者が「生産団体」のスタッフだけでなく実際の生産者との連携をとれる団体もしくは個人の商品を扱っていく方針です。ネパールの商品から始めていますが、これからは他の国の商品も扱っていきます。フェアトレードについて「途上国の生産者と先進国の消費者を結ぶ国際産直」という表現がありますが、「生産者とのつながり」がある品物が、「イエティコット」の魅力です。